
【岐阜県】
塩気の強い豆味噌「郡上味噌」と、煮干しだしの鍋に、白菜の切り漬けを入れ煮込んだ「漬物味噌煮」。
漬物を煮て食すという、寒い冬の食材が乏しい時期に、材料を余すことなく使う先人たちの知恵が生み出した郷土料理である。
材料 2~3人分
材料名 | 分量 |
---|---|
白菜漬けなどの漬物 | 1~2掴み |
赤味噌 | お玉半分 |
水 | 適量(辛すぎない程度に薄める) |
酒 | 少々 |
みりん | 少々 |
砂糖 | 少々 |
白ネギ | 好きなだけ |
なす | 1/4本 |
しいたけ | 1/4個 |
こんにゃく | 1/3枚 |
調理する前にご確認ください
作り方
① 土鍋にすべての材料を入れて、弱火で20~30分煮詰める(赤味噌が辛いので、水、みりん、酒、砂糖で角を取って整える)。
飲食方法
白菜漬けなどの漬物の他にも季節の野菜などを鍋に入れ、赤味噌や酒、砂糖、みりんなどと一緒に煮詰めて完成となる。
鍋に入れる漬物は、酸味の出た漬かりすぎぐらいの切り漬けを使うことが多く、切り漬けは鍋に入れる前に水で塩抜きをすると良い。味噌も豆味噌を使ったり、最近では肉を入れたりすることも多い。
保存・継承の取組
伝承地域では今でも頻繁に食卓にのぼり、親から子に受け継がれている。漬物味噌煮の材料である「切り漬け」や「郡上味噌」は、地域の土産物店などで揃えることができる。
出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理【漬物味噌煮】