カレー、シチュー、スープなど
ウエルッシュ菌
6~18時間の潜伏期間を経て腹痛や下痢を起こします。空気がない場所、そして43~47℃と他の菌よりも高い温度で発育・増殖しやすい特徴があります。
作った料理を鍋ごと放置しておくことがないよう、調理後は小分けにして急速冷却し、冷蔵庫など温度の低い場所で保存をすることで菌の増殖を防ぐことが出来ます。もちろん、食べるときは十分に再加熱をしましょう。
参照:NIID国立感染症研究所 ウエルッシュ菌感染症とは
おにぎり・サンドイッチ等
黄色ブドウ球菌
潜伏期間は平均3時間程度で、吐き気、嘔吐、腹痛が主症状です。下痢を伴うこともありますが、高熱は出ません。毒素は100℃20分でも分解されず、酸素のない状態、塩分のある状態でも毒素ができる※1ため、一番の予防策は「つけない」ことです。
手指の洗浄や消毒を徹底すること、そして手指に傷や化膿している部分がある場合は調理に関わらないことで「つけない」ことにつながります。
おにぎりやサンドイッチなどを作るときは手袋やラップを活用し、手が直接触れない工夫が必要です。また、食品は冷蔵庫など低温での保存を徹底しましょう。
※1参照:東京都福祉保健局 食品衛生の窓